ブログは専門性が大事と聞くけれど、自分は経験や専門スキルがこれといってないんです…。でもブログを書いて収益を得たい。どうすればいいの?
こんな疑問にお答えします。
- Googleが求める専門性とは
- 専門性がなくてもブログを始めていい理由
- ブログの専門性を高める方法【体験談あり】
- ブログの専門性を高めるメリット2つ
この記事を書いている僕はブログ歴5年ほど。Web資格でSEO検定を全級保有しています。それらの知見をもとに、「ブログの専門性を高める方法」を解説していきますね。
ブログは専門性がないと、なかなか上位表示ができません。そうなるといくら記事を書いてもアクセスが伸びず、収益も発生しないです。とはいえ、専門性を高める方法はシンプルです。
この記事をお読みいただくことで、いま全く経験やスキルがない人でも、ゼロから専門性を高めて競合サイトと差別化する方法がわかります。
ではみていきましょう!
Googleが求める専門性とは
まず、一言で「専門性」といっても、人によって定義が異なると思います。
この記事で言うブログの専門性とは、ずばり「Googleが求めている専門性」になります。
Googleが求める専門性は以下のとおりです。
- コンテンツは、明確な情報源、掲載されている専門知識の証左、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(例: 著者のページへのリンク、サイトの概要ページ)を示すなど、掲載内容が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供していますか。
- コンテンツを制作しているサイトを誰かが調査したとしたら、対象トピックの権威としてサイトが信頼されている、または広く認知されているという印象を受けますか。
- このコンテンツは、確実にトピックを熟知している専門家または愛好家によって執筆され、レビューされていますか。
- コンテンツに明らかな事実誤認はありませんか。
上記のとおり。
初心者の方にとっては、なんだか難しく感じるかもしれません。一応、上記をブロガー向けに簡単に説明しますと、
- その記事の情報源って明記してる?
- 専門性について信頼できる証拠を載せてる??
- 「〇〇のジャンルといえば、そのブログ」っていう風に世間に認知されてる?
- その記事は専門家や詳しい人、経験者が書いてる?
- その情報って間違ってない?
こんな感じです。
要するに、情報を発信する側だから、「信頼できる情報を発信してね」ということ。そして信頼を得るには、情報の根拠や専門性を明記することがポイントとなります。
情報の根拠を載せるのはいますぐ誰でもできることですよね。しかし、自身の専門性については、そもそも経験やスキルがなければ信頼できる証拠として載せるものがありません。
Q:「じゃあ専門性がない人はどうすればいいの?」
A:「まずは専門性がなくてもブログを初めてOK。ブログをやりつつ、専門性も同時並行で高めていこう!」
僕の意見としては、上記のとおりです。
次以降でこの辺り詳しく解説しますね。
いま、専門性がなくてもブログを始めてもいい理由
もし、いまあなたに専門性がなかったとしても、ブログを書き始めてOKです。
その理由は以下のとおり。
- ブログを書きながら専門性を高めていけば良いから
- ブログを書いていけば知識が増えていくから
ブログを書きながら専門性を高めていけば良いから
ブログを書きながら、専門性も高めていけばいいです。
専門性を高めてからブログを書くとなると、時間がかかるからです。
仮に専門性があったとしても、ブログの書き方がわかっていないと、良い記事を書くことが難しい。
なのでブログを書きつつ、同時並行で専門性も高めていくといいですね。
ブログを書いていけば知識が増えていくから
ブログを書き続けていると、その分野の知識が増えていきます。
記事を書くときにリサーチをする必要があります。
リサーチとは情報をインプットする作業なので、これが知識の向上につながり、結果として専門性アップにつながります。
こういった理由から、現時点で自分に専門性がなかったとしても、ブログをはじめてしまって問題ないです。
ブログの専門性を高める方法【体験談あり】
ブログを書くだけでもある程度知識は増えていきます。ですが、それだけでは根本的な専門性は高まりません。
根本的な専門性を高める方法は、以下のとおり。
- 現実世界でスキルアップする
- ブログで実績を公開する
- とにかくリサーチ
専門性を高める方法1:現実世界でスキルアップする
いまスキルがないなら、シンプルに「現実世界でスキルアップ」しましょう。
現実世界でスキルアップすると良い理由
多くの人は、「自分には専門スキルや経験がないから良い記事を書けない…どうしよう。」と悩んでいます。
これはブログ初心者ならあるあるなんですけど、悩むだけで行動に移す人が少ない印象です。
だからこそ、自身がスキルアップするだけで、周りと差別化できるんです。
スキルアップのやり方の具体例
スキルアップのやり方の具体例を挙げてみます。
- ブログジャンルに関する情報をリサーチする
- ブログジャンルに関する本を読む
- ブログジャンルに関する資格を取る
- 副業とブログジャンルを一致させる
- 本業とブログジャンルを一致させる
上記のとおり。一番上が最も行動の難易度が低いかなと。下に行くにつれて難易度は上がっていきます。
まずは取り扱うブログジャンルに関する情報をリサーチしましょう。ネットやSNSでOKです。また、ジャンルに関する本を3冊くらい買って読むのもいいですね。
もしあなたがジャンルに関する資格がないなら、資格を取るのもいいでしょう。資格は取る過程で勉強=インプットするので、知識の向上にもなりますし、資格があるだけでも専門性をアピールできます。
あとは難易度は高いかもですが、副業や本業とブログジャンルを一致させるのは効果絶大です。たとえば、ブログジャンルが美容系なら、美容カウンセラーになるとかです。
たとえば、本業は事務なのに美容系のジャンルを運営しているブログより、本業が美容カウンセラーでブログも美容系のブログの方が、読者からしたら信頼できますよね。
あとは、ブログジャンルがWebライター向けのノウハウ発信サイトなら、副業でWebライティングの仕事をやるとかもいいですね。
僕はこうやって高めた
参考までに、僕自身がどのようにして専門性を高めているのかを紹介いたします。
前提として、いま僕はブログを2つ運営しています。1つ目はITエンジニア・プログラマー向けのブログ。2つ目はブログ運営ノウハウを発信するブログです(このブログです)
1つ目のブログに関しては、僕は本業を販売員からエンジニアに実際に転職しました。そしてエンジニアとしての実務経験を積み、知識や経験を積みました。他にもIT系の資格をとったり、フリーランスとして独立したりしています。
2つ目の、当ブログについてですが、僕はSEO検定というWeb系の資格をとりました。SEOは記事を検索上位に表示させるための対策のことで、まさにブログに直接関係のある資格です。僕はこの資格を取る過程でSEOに関する知識を網羅的に学ぶことができたんですよね。
他にもWebライティング技能検定という資格も今後取る予定です。ブログ運営に関する情報を発信するなら、ライティングの知識も必要だと思ったからです。
こういった感じで僕は現実世界で、自分自身が経験を積むことを重視しています。そうやってスキルアップしていけば、徐々にブログで専門性を発揮できるようになります。
ネット検索で得られるのは経験ではなく情報
ネット検索で得られるのは経験ではなく情報です。もちろん情報も専門性を高める上で必要な要素です。
ですが、家でネットで検索して得られるような情報だけだと、どうしても他の同じジャンルの人たちと記事内容がかぶってしまいます。
つまり、それはあなたが書かなくても良い内容になります。楽して得られる情報ばかりインプットしているだけでは、「本当の意味での専門性」は高められないです。
なぜなら、それは自分自身が体験していないから。なので、実体験を積むことが重要だと僕は思います。
たとえば、転職エージェントに関するサイトを運営するなら、まずは自分が実際にそのエージェントを利用してみる。あるいは、脱毛のブログを運営するなら、自身が脱毛を経験してみるとか。
もちろんこういった努力をするのは決して楽な道ではないです…。正直しんどいです。でも、だからこそ、やる人が多くないので、自分が行動すればそれだけで差別化できます。
専門性を高める方法2:ブログで実績を公開する
専門性を高めた後はブログで実績を公開しましょう。
実績の公開方法
たとえば、英語ブログを運営するなら、
- 英検1級保有
- 英語専門学校卒業
- 現役の英語講師
- 英語ブログ記事100記事以上執筆
上記のとおり。
僕自身、ITエンジニア向けのサイトを運営していまして、そのサイトでの実例もご紹介しておくと、

- 職業:フリーランスエンジニア
- 保有資格:JavaGold/ITパスポート/SEO検定全級/認定SEOスペシャリスト
- メインスキル:TypeScript(Vue.js)/Java(SpringBoot)
上記のとおり。
こんな感じで実績を明記します。明記する箇所は、運営者情報やサイドバー、記事の冒頭とかにいれておけば、読者も目にしやすいかなと。
実績がないなら公開するものがない…そんな時はどうすればいい?
ちなみに、もし現時点でなにも実績がないという方でも、
- 〇〇について四六時中考えるほど好きなオタク
- 〇〇に関する書籍を10冊以上読破
- 〇〇に関する情報を発信。資格取得のために日々勉強中
みたいな感じで、書けると思います。
たとえその分野で今は初心者だったとしても、そのことについて学ぼうと努力している姿勢をみせるのが大事かなと。
まぁ読者より知識があれば、その時点であなたの方が読者よりもそのジャンルについては先輩になります。なので、自信を持って実績を公開していきましょう。
実績を公開すべき理由
そもそもなぜ実績を公開するといいかというと、答えは読者に安心して記事を読んでもらうためです。
実績の公開=信頼性の向上ですね。
たとえば、専門性が何もない人の「効率の良い英語学習方法」よりも、英検1級・TOEIC満点の人が運営する「効率の良い英語学習方法」の方が情報の信頼性が高いですよね。
とはいえ、「副業で月100万達成!」とか、「現役プロサッカー選手」とか、そんなハイレベルな実績じゃなくてもいいです。少なくとも、「人より詳しい」とか「その分野が好きである」ということを見せられればよいかなと。
専門性を高める方法3:最初はインプットを重視する
よく「ブログはアウトプットが大事」という意見があります。SNSとかでトップブロガーがよく発信していますよね。つまり、とにかく記事を書けということ。もちろんこの意見は間違いではないと思います。
ですが、僕はアウトプットしつつも、インプットも同じくらい大事と考えています。なぜならインプットしないと知識がないため、アウトプットするものがないからです。
当たり前のことなんですけど、意外と見落としがちなんですよね。だから知識がない状態で記事を書こうとして、「ブログネタがない..」という状態になったりします。引き出せる情報がないので、アウトプットできるはずないんですよね。
なのでまずは自身の脳内データベースに知識をインプットしまくります。そしたら引き出せるものが増えていきます。
最初はインプット重視→アウトプット→引き出しを増やすために、またインプット→アウトプット
これの繰り返しですね。
ブログの専門性を高めるメリット2つ
さいごに、ブログの専門性を高めるメリットについて解説しておわりますね。
ここにも重要なことを書いているので、ぜひ読んでみてください。
専門性を高めるメリット1:Googleが重視するE-E-A-Tのほとんどを満たせる
専門性を高めることで、Googleが重視するE-E-A-Tのほとんどを満たせます。
まず、E-E-A-Tってなにかというと、これはGoogleが重要視している品質評価ガイドラインに掲載されているものです。
- 経験(Experience)
- 専門性(Expertise)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
上記の通り。ここではE-E-A-Tの詳しい説明は省きますので、気になる方はGoogle公式ページの「E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて」をみてください。
ブログはE-E-A-Tの全ての項目値が高ければ高いほど検索エンジンや読者からも評価されやすいです。
そしてこの4つの項目値を高めるには、専門性を高めることがポイントです。なぜなら、専門性を高めることで、他の要素も向上させることができるからですね。
専門性を高める→経験や知識が増える→記事の信頼性が高まる→読まれる→クチコミが広がる→権威性が上がる
上記のイメージです。
なので、ブログでアクセスや収益を伸ばすためには、まずは土台となる専門性を高めることが最重要です。
競合と差別化できる
専門性を高めることで、競合と差別化することができます。
理由としては、専門性を高める過程で知識や実体験が増えていくので、オリジナルの経験ベースで記事を書けるようになるからです。
今の時代はAIが進化してきているので、誰にでもかけるような記事を書いていると、なかなかSEOでは勝てません。AIが書く記事は客観的なデータばかりでオリジナリティが少ないからです。
個人ブログで生き残っていくなら、読者が求めている答えを「情報の過不足がなく、独自の経験と客観的データをもとに書いている記事」が評価されやすいです。
ブログは専門性が最も重要
経験やスキルが全くない状態からブログの専門性を高めるには、一朝一夕でできるものではありません。だからこそ行動する人が少ないので、自身が行動するだけで周りと差別化ができます。
「ブログのためにここまでするの?」と思うかもしれませんが、ブログは立派な事業なので、このくらいやって当然と言えば当然なんですよね。
この先5年10年とGoogleアップデートに負けにくく、寿命の長いブログをつくるなら、専門性を高めて経験ベースで記事を積み上げていくことがポイントです。
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