ブログでオリジナリティを出すのってむずかしいよね…。コツとかあれば教えてほしいな。
こんな疑問に答えます。
- ブログでオリジナリティが重要な理由
- オリジナリティを出し独自性を高める方法
- オリジナリティを出す際の注意点
- 独自性×網羅性のハイブリット型が強い理由
この記事を書いている僕はブロガー兼プログラマーです。Web資格で認定SEOスペシャリストを保有しています。それらの知見を基に、個人ブログでオリジナリティを出す方法をわかりやすく解説しますね。
AI時代に突入したいま、個人ブログに求められるのは、「オリジナリティ」です。情報を並べただけのブログは、膨大なデータ量をもつAIには敵わないからです。とはいえ、逆にAIが個人に勝てない領域があり、それが個人の経験なんです。
この記事をお読みいただければ、個人ブログでオリジナリティを高める方法がわかり、AI時代でも生き残れるブログをつくれるスキルがみにつきます。
ブログでオリジナリティが重要な理由

まず、ブログはオリジナリティが重要な理由を解説していきます。
- Googleが独自性を評価対象としているから
- 独自性のない記事はAIや法人サイトに勝てない
- オリジナリティがあれば競争しなくてもいい
- 量産型ブロガーでも、わるくはない
Googleが独自性を評価対象としているから
結論、Googleが独自性を評価しているからですね。
以下は、Googleの公式SEOスターターガイドに記載されている「独自性」に関する内容です。
コンテンツに独自性がある: 新規のコンテンツを作成する際は、たとえ一部であっても他人のコンテンツをコピーしないでください。ご自身の知識に基づいて、自分で作成してください。誰かが公開したコンテンツの焼き直しはしないでください。
引用元:Google 公式 SEO スターターガイド
上記のとおり。
上記を簡単に説明すると、「自分の経験や知識にもとづいて、記事をつくってね」といっています。
ユーザーからしてもオリジナリティのあるブログは価値があります。情報があふれるいま、個人の体験談を知りたいというユーザーもいるからですね。また、検索して同じようなサイトが上位に並んでいたら、「どこも似たような内容だな…」ってなりますよね。
ユーザーががっかりしてしまうと、検索が使われなくなってしまうので、検索エンジンからすれば独自性のない記事を量産されるのはリスクなんですよね。
独自性のない記事はAIや法人サイトに勝てない
個人ブロガーの強みは、「独自の体験を公開できる点」にあります。
AIは機械なので、情報には強いです。しかし、AIは独自の体験をすることができません。つまり、体験談は語れないんですよ。
法人サイトに関しては、お金と人材を投資して数で勝負してきます。サイトのドメインパワーが強かったりします。そこと個人ブログが情報量で真っ向から挑むのは、効率が悪いです。
だからこそ、個人の強みである「独自の体験」をベースにして記事を作っていけばOKです。
オリジナリティがあれば競争しなくてもいい
オリジナリティがあれば競合サイトと競争しなくてよくなります。
なぜなら、独自の経験や知識は真似されにくいので、戦う土俵が違うからです。
たとえば、以下はオリジナリティがある例とない例です。
節約するには、食費や通信費、家賃やサブスクなどを見直すのがポイントです。たとえば、自炊を増やして食費を削減したり、格安SIMに変えたりすることで、節約ができます。
また、家賃の安いところに引っ越したり、使っていないサブスクがあれば退会したりすることでも出費を抑えられます。
→言っている内容は正しい。しかし、誰が書いても同じような内容になる
僕は節約するときに、まずコンビニ通いをやめました。コンビニに行くとコーヒーやお酒、デザートなど、いっぱい買ってしまうからです。毎月のコンビニの出費だけでも1万円はあったんですよね。
そしてコンビニ通いをやめて業務スーパーでコーヒーやお酒、お菓子をまとめ買いするようにしました。それだけでも5000円くらいは浮いたので、「他にも節約できるものあるんじゃない?」と思い、今ではすっかり節約脳になってしまいました。
→実体験をもとに解説されており、独自性が高い
上記のとおりです。
情報ベースの文章だと、誰が買いても同じ内容になるので、仮に検索上位をとれたとしても、競合サイトに真似されてしまえばすぐに順位が抜かされたりします。
一方で経験ベースの記事なら、個人の感情や気づきが入っているので、これは真似しにくいですよね。むしろこれを真似すると著作権違反のレベルになるので、競合もそこまでリスクは犯したくないはず。
こんな感じで、経験ベースで書く=競争から抜け出せるメリットもあるんです。
量産型ブロガーでも、わるくはない
正直、量産型ブロガーも僕はありだと思っています。
量産型ブロガーでも、上位記事より情報量を増やせば、網羅性という意味では読者に価値提供できます。
とりあえず情報量を増やせば良いので、あまり頭を使わなくても記事が書けてしまうため、シンプルなのでブログ初心者にも好まれやすい手法です。
実際、僕も過去にこのやり方で別のブログですが運営していた時期もあります。トップブロガーも推奨している王道のやり方ですね。
しかし、量産型にはデメリットがある
量産型は、王道だけどデメリットがあります
それは以下のとおり。
- 競合サイトに真似されやすい
- Googleアプデに弱い
- オリジナリティがない
上記を補足します。
まず上位記事を真似して記事を量産したとしても、また別のサイトが真似してきたりします。順位を抜かされたりします。そうなるとずっとリライトし続けないといけないですし、そもそも同じ内容の記事は検索結果に複数いらないので、アップデートで吹き飛んだりします。これがデメリットですね。
寿命の長いブログを作るなら、経験ベース型のブロガーを目指すと良いかなと。
個人ブログでオリジナリティを出し独自性を高める方法

結論として、ブログでオリジナリティを出すなら、「経験ベース」で記事を書けばいいです。
他にもオリジナリティを出す方法はありますので、いくつかご紹介しますね。
- 経験ベース型で記事を書く
- 経験を積むのが最強です
- 例え話でイメージしやすくする
- 自分はどう思っているのかを書く
- 自分で書く
情報ベース型ではなく、経験ベース型で記事を書く
なぜ経験ベースで書くと良いかというと、記事に独自性と深みが出やすいからです。
経験ベース型は、実体験をもとにしているので、説得力があって信頼性も高いです。さらに体験談を求めている読者からしたら、価値のある記事になります。
経験ベース型で記事を書く方法
経験ベース型で記事を作る方法はとてもシンプルです。それは、記事タイトルに「経験ワード」を含めればOKです。
例をあげてみます。
以下は、情報ベース型と経験ベース型の記事タイトルの例です。
プログラミングスクールを受講するメリット10選をご紹介
ブログのアクセス数を増やす方法5つと注意点を解説
実際に受講してわかった!プログラミングスクールに行くメリット10選
ブログのアクセス数を増やす方法をSEO専門家の僕が解説します
上記のイメージですね。
情報ベース型には、特に個人の経験がわかるワードは入っていませんよね。
一方で、経験ベース型のタイトルには、「実際に受講してわかった!」「SEO専門家の僕が解説します」と書いているので、記事作成者は経験者だとわかります。
情報ベース型と経験ベース型の文章の違い
情報ベース型と経験ベース型は、文章にも違いがあります。例をあげてみますね。
お題は「筋トレのメリット」とします。
男性はジムに行って筋トレをするといいです。
なぜなら筋トレをすることで多くのメリットがあるから。
たとえば、男性ホルモンのテストステロンの分泌が促進されます。このホルモンはやる気をだしたり前向きな気持ちになれたりします。他にも、筋肉がついてみためがかっこよくなるので、それが自信にもつながります。
筋トレはこれだけのメリットがあるので、絶対にやるべきです。
男性はジムに行って筋トレをすると良いです。
なぜなら筋トレをすることで多くのメリットがあるから。
たとえば、男性ホルモンのテストステロンの分泌が促進されます。このホルモンはやる気を出したり前向きな気持ちになれたりします。
実際に僕は、毎朝ジムに行って筋トレをしています。それにより、その日1日仕事に対するやる気もみなぎり、メンタルが安定しています。
他にも、筋トレをしだしてから、筋肉がついて自信もついてきたので、街中を堂々と歩けるようになったんですよね。
筋トレはこれだけのメリットがあるので、絶対にやった方がいいですよ!
どうでしょうか?
例2の方が実体験が入っているので、オリジナリティがありますし、なにより説得力がありませんかね。
経験を積むのが最強です
ここまで読んだ方の中で、「経験ベースで記事書くのが良いのはわかったけど、そもそもこれといった専門スキルや経験がないから困ってるんだよ…」と思われた方もいるかもしれません。
それなら、経験or興味のあるジャンルに変更するか、実際にそのジャンルの「経験を積む」のが早いです。
例:僕はSEOの経験をつみました
僕の場合はブログ運営ノウハウについて発信しようと思いましたので、SEOの経験を積もうと考えました。
そこでSEO検定を全級(1級から4級まで)取得したり、ブログ運営に関する書籍を読んで知識を強化しましたね。
他にもプログラマー向けブログを運営しているのですが、実際に未経験からプログラマーに転職したりもしています。
こんな感じで経験を積めば、ブログの運営者情報や、記事の冒頭でも「自分は〇〇の経験があります」と言えるようになります。
その分野の専門家になれば、独自性も上げやすい
経験者が言う情報と、未経験者が言う情報は、同じ情報でも説得力が違います。その分野についての経験があれば、経験ベースで語れるので、その結果としてオリジナリティが出せます。
まずは自分がその分野について専門家を目指すことが、独自性アップにつながります。
専門性を高める方法については、以下記事で解説しています。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

例え話でイメージしやすくする
例え話をしたり、自分の言葉で話すだけでも、オリジナリティがあると言えます。
具体例をあげてみます。
ブログを始めたばかりの頃は、検索結果1位の法人サイトに勝つのは非常に難しいです。ブログ初期のころは、運営期間が短いですし、ドメインパワーも弱いからですね。
一方で、1位の法人サイトは有名企業で権威性が高く、ドメインパワーも強いです。
ポケモンにたとえるなら、新規のブログはレベル1のピカチュウで、既存の法人サイトはレベル100のミュウツーです。
こんな感じですね。
たとえのコツとしては、「読者が知っていそうな内容」にたとえること。これが、全然知らない内容にたとえられると、逆にイメージしにくくなるので注意です。
自分はどう思っているのかを書く
自分の意見や見解を伝えるのでも、オリジナリティは生まれます。
事実をありのままに述べるだけでは、ニュース記事や流行のAI記事と変わりませんからね。
なので、「これは世間ではこう言われていますが、私はこう考えています」「これに関しては、私も同感です」「私がもし〇〇ならこうする」「私の場合はこうでした」
みたいな感じで書いてみるといいかなと。
自分で書く
最近はAIでも簡単に記事を書いてもらうことができるようになっています。
でも僕としては、個人ブログならAIライティングを使わずに、自分で書いた方が独自性は生まれやすいと思っています。
なぜかというと、繰り返しですが、AIは経験ベースで記事を書けないからです。
独自性を出すなら外注しない方が賢明です
あと独自性を高めるという観点でいうなら、記事を外注するのもやめたほうがいいですね。
自分のブログの中に、別の人が書いた記事があると、文章に違和感とかでてくるので。きちんと記事を書いた人が誰なのかを載せるならまだいいかもしれませんが。
そもそも外注をするなら、いっそのこと外注専用ブログを立ち上げて運営するのがいいかなと。
ブログでオリジナリティを出す際の注意点

オリジナリティを出す上で注意点がいくつかありますので、解説していきます。
とても重要なポイントですので、ぜひ読んでみてください。
- 独自性を意識しすぎて、自己満足の記事を書かない
- キーワードによってはオリジナリティが出しづらい
独自性を意識しすぎて、自己満足の記事を書かない
オリジナリティは重要ですが、それを意識しすぎて自己満足の記事にならないよう注意が必要です。
あくまで自分の経験や知識をもとに、「読者の問題を解決することが記事の目的」だから。
例をあげてみます。
「私はWebデザインで副業を始めて月収50万円を達成しました。副業を始めた当初はまさか私が月50万も稼げるなんて思ってもいなかったです。本当に嬉しい。」
これは一見すると実体験を語っているので、オリジナリティはあるのですが、結局読者からすると有益な情報ではないんですよね。
この場合は、読者がどうすればいいのかもセットで伝えるといいです。
「私はWebデザインで副業を始めて月収50万円を達成しました。副業を始めた当初はまさか私が月50万も稼げるなんて思ってもいなかったです。だから、いまあなたが副業で思うように伸びなかったとしても、続けていけば結果はでてくるので、諦めずに続けてみてください。
上記のイメージです。最後に読者がどうすればいいのかを伝えています。この一言があるだけでも、いま本当に副業が伸びなくて悩んでいる読者からすると、救われた気持ちになります。
あくまで読者の課題を解決するための記事なので、経験をもとに読者にどうすればいいか?までをセットで伝えていきましょう。
キーワードによってはオリジナリティが出しづらいです
オリジナリティと言っても、どんなキーワードでも独自性を出せばいいかというと、そうではなかったりします。キーワードによっては、オリジナリティが出しづらいものもあります。
たとえば、以下のキーワードとかはオリジナリティは出しづらいかなと。
「〇〇とは?」
→定義や意味なので、Wikipediaや辞書に書いている場合があり、誰が語っても同じような内容になりがち。
「〇〇 始め方」
「〇〇 手順」
→読者は始め方や手順を知りたいので、個人の体験をあまり求めていない。
他にもあると思いますが…。
とはいえ、オリジナリティが出しづらくても、必要なら書いてOK
ただ、先ほどのキーワードは、オリジナリティを出しにくいだけであって、記事自体は書いても全然OKです。それが読者にとって必要なら。
たとえば、Webライター向けのブログを運営しているなら、
- 「Webライターの始め方」
- 「クラウドソーシングアプリの登録手順」
とかの記事はブログにあった方が、読者のためになりますからね。
なので、何でもかんでも経験ベースで書くというよりかは、経験ベースで書く記事と、始め方や手順などを中心に説明する記事とでわけて考えるといいかなと。
独自性×網羅性のハイブリット型が強い理由
ここまでで、ブログのオリジナリティを高める方法を解説しましたが、結論からいうと、ブログは独自性と情報の網羅性を満たした「ハイブリット型」が強いです。
まず、ブログをビジネスとしてやるなら、自分語りをするような日記を書くのではなく、自身の経験や知識、そして客観的データをもとに、読者の課題を解決する記事を書くといいです。
もっとシンプルに言うなら、「ブログはオリジナリティを出しつつ、有益な記事を作ろう」ですね。
個人ブログなら、個人の体験が強みになります。なので経験ベースで記事を書くのは強みを活かせています。ただ、個人が体験したことだけを記事にするとなると、それは独自性に偏りすぎて情報を網羅できていない可能性があります。
なので、情報を網羅しつつも、個人の経験や見解をもとにわかりやすく解説しましょう。つまり、オリジナリティ(独自性)と情報量(網羅性)のハイブリット型ブロガーを目指すといいかなと。
じゃあハイブリット型にするにはどうすればいいのかというと、答えはシンプルでして、
- まずは情報を網羅するための見出しを作る
- 本文で自分の経験や見解をもとにわかりやすく解説する
上記のとおり。
まずは情報量を確保するために、リサーチをしつつ、記事の見出しを作ります。
そして本記事で解説した「オリジナリティを高める方法」をもちいて、独自性のある本文を作成する。
これでオリジナリティを出しつつも、有益なハイブリット型記事を作ることができます。
独自性をあげつつ、特定の読者に向けて発信しよう

この記事では、ブログでオリジナリティを高める方法を中心に解説しました。
Googleはコンテンツを評価する条件のひとつとして、有益であることに加えて「独自性」も重視しています。
オリジナリティを高める方法を実践すれば、競争せずに唯一無二の独自性の高いブログをつくれます。
一つ注意点としては、経験ベースだけで記事をつくるとなると、情報の網羅性は低くなります。なので、量産型のサイトに情報量では負けてしまいます。なにより、読者にとっても情報量が少ないことはデメリットになりますからね。
だからこそ、オリジナリティを出しつつも、情報量も確保することがポイントかなと。
継続的に読まれるブログをつくるためにも、オリジナリティ×情報量の「ハイブリット型ブロガー」を目指しましょう。

